2010年1月28日木曜日

EeePC (4G-X)へのUbuntu Netbook remixの導入

あまり更新せずに放置しているのもあれなので、備忘録代わりのメモでも書いておきます。


Eee PC 4G-X は、出先でのテキスト入力に使えればと衝動買いしたのですが、そもそも遠出することがあまりなく、比較的長期間滞在する場合にはもっと高性能なノートPCを持って行ってしまうため、なかなか活用する機会がありませんでした。ごく最近、余ったモニタに接続して、いわゆるミニPCのような使い方をしていました。これはこれで、寝る前にちょっとwebを見たり、作業をするのには便利でした。回転部がCPUファンのみなので静音ですし。

ところで、私がこのサブマシンでやりたいことは、大きく分けて次の二つです。
  • Web閲覧、Webサービス利用
  • プログラミング・コーディング
前者はGoogle Chromeのおかげでほぼストレスなく行うことができます。後者については、puttyで外部サーバに繋いで作業していました。しかし、emacsなどのXアプリケーションを表示するためには、ローカルでXサーバを動かさねばなりません。Windows 環境では例えばcygwinなどを導入する必要があります。Eee PCのストレージは、内蔵SSDが4GB、SDHCカードが4GBしかなく、あまり大きなソフトは入れたくありません。さらにいうと、cygwinは日本語環境の構築がやたら面倒、というかうまくいったことがなく、さらにリポジトリの管理にも問題があるように思えました。

そんなわけで、いっそのことEee PCにLinuxを入れてしまったらどうだろう、と思ったわけです。試験的に、内蔵SSDのWindows環境はそのままに、SDカードの方へLinuxをインストールすることにしました。本当は大容量のSDカードを買ってきてインストールした方が良さそうなのですが、とりあえずお試しということで、4GBのSDカードにインストールしてみます。

インストールするディストリビューションは、はやりのUbuntuで、かつNetbook向けとうたっている、Ubuntu Netbook Remix を選びました。
インストール自体はここに書いてあるとおりです。isoファイルを落とし、いったんWindows環境でマウントして、中の usb-creator.exe を使って起動用のUSBメモリーを作成します。私は1GBのTranscendのメモリーを使いました。

ここで、ちょっとはまったこと。起動用USB作成時に、
discarded on shutdown, unless you save them elsewhwere
にチェックを入れておかないと、UbuntuをUSBメモリーから起動したときに、こけるかもしれません。参考URI:

ちなみに、Ubuntu Netbook Remix は、インストール時に最小でも2GBの空き容量を要求するみたいです。ネットブック向けにしては大きすぎるように思えますが……。

インストール自体はまったく問題なく終了しました。Linux用のパーティションにはSDカードの3.1GBほどを使用し、残りの800MBほどはWindowsと共有することになりました。

最後に Ubuntu Netbook Remix を触ってみた感想を、Windowsとの比較を交えつつ箇条書きします。
  • 3.1GBのディスク領域のうち、2GB弱をすでに使用済み。ただし、Open office やグラフィック関係のソフトなど、明らかに使わないソフトをアンインストールすれば空きはかなり稼げそうな予感。
  • GUIは(よくチューンされた)Windowsより、ややもっさりといった感じ。ここは仕方のないところ。
  • ブラウジングも同様だが、これはGoogle Chrome のおかげでかなり改善されている。メールや文章作成もGoogle Chrome 上で行えばかなりストレスが軽減される。
  • UIはなかなか凝っていてクール。
ブラウジングして情報を集め、がりがりコーディングするにはなかなか悪くないPCになった感じです。

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